協会の活動状況・会員からの寄稿


新年のご挨拶並びに新年会及びトークの会のご案内
会員の皆様へ

 新しい年を迎え、早いもので半月あまりが過ぎました。会員の皆様には平素より当協会の活動への賛助を賜り誠にありがとうございます。皆様にとって良い一年でありますことを心より祈念しております。今年度も、皆様にお喜び頂けるイベントを開催してまいりますので、本年もよろしくお願い申し上げます。

 さて、本年第一弾のイベントとして、恒例の新年会を1月23日にプレスセンターで開催いたします。昨年、戦後70年の節目の年を迎え、それにふさわしいゲストをお迎えする運びとなりました。ウズベキスタンのタシケントで日本人抑留者資料館を長年私費で公開されてきた功績を称えられ、昨年秋に「外務大臣表彰」を受け、安倍首相がウズベキスタンを訪問した折に日本へ招待を伝えられたジャリル・スルタノフ氏が新年会にお越し下さることになり、私とトークショーを行なう予定です。スルタノフ氏が資料館で上映している記録映像「ヒイラギ」の画像をスクリーンでご覧頂こうと考えています。

 スルタノフ氏は、ナボイ劇場の建設秘話やそれ以外にも水力発電所や工場、学校建設の話なども聞くに及んで勤勉な日本人抑留者の話などを資料として残すため1991年にウズベキスタンが独立したのを機に、日本人ゆかりの収容所や墓地などの資料や証言を収集。それらを1998年、タシケントの日本人墓地(ヤッカサライ墓地)近くにあるご子息宅の敷地に、私財を投じて「日本人抑留者記念館」を開館し、運営を続けてきました。歴史の記憶を語り継ぐとともに、現在に至る日本とウズベキスタンの絆を示すことによって、両国の友好関係増進及び両国民の相互理解の深化に大きく貢献されたことにより「平成27年外務大臣表彰」を授与されました。

 さらに、もう一組13年間引揚港として約66万人もの引揚者・復員兵を迎え入れた舞鶴市の多々見良三市長や市の職員の方々も新年会にお越しいただけることになり、第四ラーゲル会の皆さんが引揚記念館で植樹された話など貴重なお話を伺う予定です。昨年、舞鶴引揚記念館に収蔵するシベリア抑留と引き揚げ関係資料「舞鶴への生還 1945−1956 シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録」がユネスコ世界記憶遺産にも認定されており、非常にタイムリーな話題となっています。

 今回も大使館からのウズベク料理やGulistonの皆さんによるウズベクダンスや、在日ウズベク人の美男美女やかわいい子供達が来てくれますので、ぜひお友達やお知り合いを誘ってお越し下さい。多数の皆さんのお越しを心よりお待ち申し上げております。さらに、書店で在庫が少なくなっている会長の新著ノンフィクション「日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた」のサイン本を会場で販売する予定です。

 また、新年会の前に12時からタシケント日本人抑留者資料館で上映されている「ヒイラギ」をスルタノフ氏の解説付きで見られる非常に貴重な機会をとして別途「トークの会」を開催します。本邦初公開映像が見られる貴重な機会ですので、ぜひ新年会と合わせてお越し下さい。

>>新年会の詳細はこちらから
>>トークの会の詳細はこちらから
NPO日本ウズベキスタン協会 会 長 嶌  信彦
理事長 川端 良子
2016年1月14日(新規掲載)

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