協会の活動状況・会員からの寄稿


─真夏の夜の室内楽 -アレクセイ・スルタノフ生誕記念日に寄せて─
8月7日(金),8月10日(月)に
アレクセイ・スルタノフ生誕記念コンサート開催♪♪♪♪


 アレクセイ・スルタノフは、1969年8月7日にウズベキスタンの首都タシケントの音楽一家に生まれ、14歳からモスクワで本格的に学びました。保守的な音楽院の教授の中には、ウズベキスタン人の彼に差別の目を向ける人もいましたが,彼は才能を頼りに常にトップであることで誇りを示してきました。18歳でヴァン・クライバーンコンクールに出場し、当時最年少で優勝。優勝の際の契約で2年間、世界中をコンサートする日々を送りました。

 しかし、20歳に達したスルタノフをモスクワで待っていたものは、兵役の義務でした。ピアニストであるために、彼はアメリカに住むことを選び,そのときの恋人ダーツァ・アベルを伴いテキサスで結婚。25歳で有名なショパン・コンクールに出場したときには、他を圧する名演奏で観客の熱狂的な支持を得たものの,このときのショパン・コンクールは1位なしだったことから,最高位の2位に終わりました(審査員の中村紘子さんはNHK人間講座「国際コンクール光と影」でこの問題に触れています)。

 しかし,彼は自分の音楽を愛してくれる聴衆に感謝し,精力的に世界各地を演奏して回るも、2001年2月に5か所もの脳内出血を起こし左半身麻痺となり、その後も次々と病魔に襲われ、重い障害を負っています。

  その後,彼は絶望の淵から不屈の努力で立ち上がり、電子ピアノによる右手演奏でテキサスの各リハビリ施設等を回って、同じ障害を持つ人々に対し,その「Never give up」精神で人々を励まし続づけました。

  精力的に活動をする中,彼は米国市民権を得た8ヶ月後の2005年6月30日未明、睡眠中に亡くなります(享年35歳)。

 人々は夭折の天才ピアニストの名を惜しみ、モスクワ、ポーランド、テキサスなどで記念コンサートを開いていますが,日本でも2008年から毎年彼を弔うコンサートが開催されています。

 今年も8月7日(金)と10日(月)の2日間,弟のセルゲイ・スルタノフさんを招いてコンサートが開かれます。

【ご参考】
 会員の鳴海さんは、ウズベキスタンの生んだ「夭折の天才ピアニスト アレクセイ・スルタノフの心からのフアンで、この6年間彼の追悼コンサート企画してこられた方です。
 ○日 時:8月7日(金)19:00〜(開場は18:30)
 ○場 所:東京オペラシティ・リサイタルホール
      >>詳しいご案内はビラを参照下さい

 ○日 時:8月10日(月)18:30〜(開場は18:00)
 ○場 所:タカギクラヴィア松濤サロン
      >>詳しいご案内はビラを参照下さい
2015年07月11日(新規掲載)

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