協会の活動状況・会員からの寄稿


■□■ 日本のそろばん文化をブハラの子供たちへ ■□■

ソロバン寄附の受付は終了しました。ご協力ありがとうございました。

  お手元にご不要なソロバンがあれば、
         おついでの時に事務局までお届けください。

 2008年8月に青年海外協力隊(JOCV)の青少年活動隊員としてウズベキスタン・日本人材開発センター(UJC)ブハラ分室に配属されてから早半年が経過しました。ブハラ分室では、日本ーウズベキスタン2国間の相互理解促進事業を担当しています。

 首都との情報格差の激しいブハラに住む人々に日本文化の様々な側面を知ってもらおうと、折紙、切り絵、ペーパークラフト、パッチワーク、数独、体操、だるまさんが転んだ、剣玉など、日本の遊びや趣味を中心とした文化イベントや、書道教室、日本料理教室、子供のための日本語・日本文化紹介教室などを開催しています。

 文化イベント参加者の多くが子供たちであることから、これまでブハラで行ったことがなく、かつ日本ならではの教育的な活動はできないかと考え、12月から週に一度のそろばん教室を始めました。

 残念なことに、近年日本でもそろばんを利用する機会は減っていますが、そろばんは成長途中の子供たちに必要な様々な能力の鍛錬に役立つものと考えられています。ブハラの子供たちがそろばんを通して、自分の頭で過程を理解し、答えを導くことの大切さを学び、数学的な思考や集中力、記憶力などを鍛えてくれたらと願っています。

 現在、10名前後の子供たちが授業に参加し、熱心にそろばんでの計算の仕方を学んでいますが、UJCブハラ分室には協力隊OGからの寄付による6個のそろばんしかなく、授業参加者には二人で1個のそろばんを使ってもらっているというのが現状です。また、来館者からは、ブハラ市内や近郊の小中学校における出張そろばん教室開催の要望も寄せられており、今後ますますそろばんの需要が高まっていくものと思われます。

 もし、この記事をご覧になっている皆様のご家庭に、ひっそりと眠ったままのそろばんがありましたら、ぜひブハラの子供たちのためにご寄付願えませんでしょうか?  皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
(寄稿者:ウズベキスタン・日本人材開発センターブハラ分室
相互理解促進事業担当 枯木幸子)
2010年09月04日(掲載内容修正)
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