協会の活動状況・会員からの寄稿


−ウズベキスタンナショナルデーに参加−(2005・9・8)

年をとったせいか何となく人ごみへくり出すのが煩わしいと思いながらも、何故かこれだけ話題になっている博覧会には一度は行かなくては話しにならないとずっと考えていました。

はっきりと愛知博にいかなくてはと決めたきっかけはウズベキスタン共和国のナショナルデーへの参加です。思い起こせば1970年に開催された大阪万博、花博、そしてつくば博もみんな見に行っていいました。これで35年前から日本で開催された4大博覧会に参加することになりました。2005年9月8日愛知万博へのスタートは前日の夜中11時30分新宿発夜行日帰りバスは往復6,800円の格安ツアーです。若い人達の中に混ざって最高齢です。「チョッと失敗したかな〜」と思いつつ、とはいってもまだ私59歳です。バスは最前列、いやでも運転しているような気分にさせる景色が目に入り、目はパッチリ興奮して寝るどころではありません。周りの若者は思いもよらず騒ぐ人もおらず静か…。しばらくすると耳障りな大きなイビキが…。

マイッタマイッタ。

8日午前8時30分リニモに乗り継ぎ北口に到着、もうすでに数百人が並んでいて明治神宮の初詣の人ごみ状態です。ゾロゾロと進みながらやっとゲートをくぐると国境を通ったような開放感。しかし今日は暑いです。いくつかのアジアのパビリオンを回り集合場所のexpoホールに入りまいた。会場は舞台に向かって階段状の客席が配置された小ホール、しばらくしてセレモニーがスタートしました。ウズベキスタンのお国からはアジズホジャエフ文化・スポーツ大臣が来日参加され、にこやかにご挨拶されました。今回のウズベキスタン共和国の愛知博参加をサポートした旧木曽川町の子どもたちが拍手とウズベキスタンの旗を振って大臣を大歓迎。アジズホジャエフ大臣も大変嬉しそうに手を振って応えておられました。
これらの教材がそれぞれの授業で活用され、技術がマスターされ、そして数多くの学生が卒業し、お国の発展に繋がることをお祈りいたします。私たちはこのプロジェクトに参画できたことを誇りに思います。

セレモニーが終わるとウズベキスタンの歌とダンスがホールいっぱいに繰り広げられました。歌詞はまったく分かりませんでしたが、素晴らしい迫力ある声、さすがプロの歌手です。美しく、見ている人を魅了するウズベクダンスも披露されました。ダンサーが舞台と客席に入り会場を盛り上げ私達に一緒にダンスをするように促します、まず第一番目に協会の小倉さんが手を引かれながら楽しそうに笑顔で応えダンスに興じておりました。皆もリラックスされて舞台の前で踊りはじめました。その後もウズベキスタンの文化芸能が次ぎ次と披露され拍手喝采です。アジズホジャエフ大臣、オチロフ大使も客席に移り参加者と一体となって楽しんでおられました。まさに文化交流の一幕です。このようなセレモニーや交流イベントに参加できて湧き出る興奮を覚えました。

夜の7時30分からは中央アジア館でウズベキスタンナショナルデーのパーティーが開かれました。昼間は万博会場を回り少々疲れ気味でしたが、会場内では美味しい料理を食べ、飲物を飲み交わしながら参加者はリラックスムード、大臣や大使ほか昼間の歌やダンスを披露された方々とともに楽しく交流を深めることが出来ました。私は夜行日帰り格安ツアーの身です。やむなく8時に会場を出て西ゲートからバス駐車場まで40分歩きつづけバスに乗り込みました。行きとは違い寝不足・疲労そして少しアルコールも入り熟睡する条件が整いました。心地よい眠りとともに朝6時新宿に到着しました。最高の思い出づくりウズベキスタンの皆さんに感謝致します。

寄稿者:大平 淳二郎
 
2005年10月21日(掲載)
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