協会の活動状況・会員からの寄稿


協会の目的はあくまでも文化、市民交流

ウズベキスタンで反政府暴動があり、人質を含め数百人が死傷したというニュースは、当協会にとっても衝撃的でした。グルジア、ウクライナに始まる旧ロシア地域独立国の民主化の嵐はキルギスから中央アジアにまで波及してきたとみてよいでしょう。

今回のウズベクの事件は、テロ組織への武力制圧か、反政府運動に対する鎮圧か、まだ定かではありません。多分、両者が混在した事件と思われます。ウズベキスタンだけでなく、中央アジア各国は、独裁色の強い政権が支配していることは事実です。本来なら、民主的に選ばれた政権が、自由、公正、民主主義などの原則に基づきながら国の発展を実現することがもっとも理想的です。

ただ、途上国から急速に発展した国は“開発独裁”と呼ばれる統治形態をとったケースが多く、アジアではかつての日本、台湾、韓国、シンガポール、フィリピン、インドネシアなどもそうした経緯をもちます。

私たち協会では、ウズベキスタンも開発独裁的傾向をもつ政治形態にあったためと、ウズベキスタン国内の自由化、民主化問題には、公の評価を行わず、政治問題にはタッチしない方針を貫いてきました。協会の目的はあくまでもウズベキスタン市民、学生らとの交流や文化、観光、環境などに絞ってきたつもりです。ウズベキスタン側から大統領選挙や国政選挙の視察、政治的討論会への招待などをお断わりしてきたのも、こうした方針によるものでした。

今回の事件の評価は、今後の事態の推移を見ないとまだはっきりと下せませんが、当協会としては今後も文化、市民交流の NPO として活動していきたいと考えています。

嶌 信彦(会長)
 
2005年5月20日(掲載)
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