協会の活動状況・会員からの寄稿


「留学生・OBの日本生活体験談」に出席して

エッツ?あの大学にそんな部があるのとよく聞かれる上智大学柔道部OBで柔道には造詣の深い小泉君から電話がありました。「先輩、今度地元の横浜でウズベキスタン文化交流会があって、留学生とトークの会があるんです。来ませんか。」という内容でした。小泉君は私が大変尊敬する人物の一人で彼の心使い気配りにはいつも敬服しておりましたので、行ってみようかという気になり、ぶらぶらと日曜の午後MM21内にあるJICA横浜へ出かけました。
私はウズベキスタンという国の知識は全くと言っていいほどなく、浜銀の外国畑出身のOB、武藤さんという人がJICAの公募にパスして2年間、シニアとして派遣されている国、というくらいでした。

会場に入ると既に留学生達とのトークの会が富士銀行OBの檜山さんの司会で始まっていました。
ラフシャンさん、サマルさん、ヴィクトリヤさん、ルイーザさん、サンジャルさん、それにウミドさんの5人がパネラーで流暢な日本語でしゃべっていました。ここでもまた我々日本人がなんと語学音痴であることかを痛切に感じました。何故なんでしょうね。
ことばは語学でなく、食事のようなものなんですね。頭がかたい。でも私は柔らかい部類なんですが。
トークの中で両国民の時間の観念の違いなどがでましたが、それはどこもお国柄はあるはずでOKとしましょう。
2次会は地元の野毛では老舗、紳士の酒場として有名な「叶屋」にご案内、歓談。焼鳥は世界共通の食として納豆、刺身も慣れてくればイケルとかでビックリ。その国に溶け込もうとする意欲の旺盛なこと。習うより慣れろ。その通りです。
それにしてもわが国との関係は余りにも希薄。
政情も安定しているし、鉱山資源も豊富、もっと身近な国になってもいいんじゃないか。
また日本は先進国社会の中ではまだまだ留学生の受け入れ態勢が不十分。ウズベキスタンばかりでなく、もっと我々は受け入れる努力しなければ。それには政府はもちろん、民間会社も彼らのためにではなく、自らのためにもっと門戸を開かなければならない。日本は自由世界でナンバー2とかと言っていますが実は未だに鎖国から眼がさめず、うとうとまどろんでいるような気がしてならないのです。
所用で遅れて入ってこられた嶌会長さんの飄々とした挨拶がまたなんともいえない一服の清涼感がありました。
時間がありましたらまた参加したいと思います。

寄稿者:横浜港南区在住
金剛 輝雄
 
2005年5月16日(掲載)
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