協会の活動状況・会員からの寄稿
「NORIKO(ノリコ)学級」に本田氏が協力



 ウズベキスタン、フェルガナ地方リシタン市に開いた日本語学校「NORIKO学級」に、鹿児島市在住で高校の英語教諭をされていた本田勇次氏が、ことし5月中旬から出かけ、現地で「NORIKO学級」の運営にあたってくれる事になりました。

 「NORIKO学級」は、ご存知の通り石川県小松市在住の大崎重勝さんが、私費を投じて4年前に開設した日本語学級で、奥様の名を冠して「NORIKO学級」と呼んでいます。ウズベキスタンの地方で、日本語学校のボランティア活動をされている例はなく、私たち協会員も出来る限りの協力をしてきました。現在、「NORIKO学級」で学んだ子供達は、100人を越え、昨年タシケント市で開かれた日本語スピーチ大会で、小学生の教え子が堂々と準優勝しました。また、今年中には、「NORIKO学級」卒業生のハタム君が、日本の大学に留学するメドもついています。

 ところが、昨年秋以降、大崎氏が、体調を崩され帰国、故郷で大手術を受けられ、なお療養中です。このため、「NORIKO学級」の運営継続を心配された香川二郎理事が、現地に何度か行かれて、対策を練ってこられました。そこへ、鹿児島の本田氏が大崎さんの代理に名乗りをあげてくれたというわけです。

 本田氏は、昨年末にTBSTV「報道特集」で放映された「NORIKO学級」の顛末をご覧になって感動し、自らボランティアに身を投じたいと決意されたそうです。

 香川、本田氏らは、ことしに入っていろいろ相談された上、去る3月22日〜4月6日にわたり、リシタンへでかけ、現地の関係者や子供たちと会われました。滞在中の10日間を現地の方と生活し、3日間ほど直接、授業されたそうです。
 その結果、5月中旬から約3ヶ月にわたりとりあえず現地で授業をしてくださることになりました。大崎氏も大変喜び「これでなんとか「NORIKO学級」が、つながってゆくと安堵されていました。

 当協会では、「NORIKO学級」へのカンパや物品販売などにより資金援助、香川理事を中心とする支援協力などを行ってきましたが、今後も出来る限り、物心両面の支援を続けていきたいと考えています。なお本田氏は、4月から当協会の会員に登録されました。また大崎氏の病状も徐々に回復に向かっているそうです。

 今後は、本田氏からの報告を掲載してゆきたいと考えています。また、「NORIKO学級」の動きについては、5月発行の会報(広報誌)にも詳しく載っていますので、およみください。

2002.5.12掲載
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